もう、
増えない。
約1.6g/kg/日は、筋力トレーニング中の健康成人の除脂肪量に関する推定折点だ。吸収や筋合成が止まる境界ではない。
“We are what we repeatedly eat. Excellence is not an act, but a portion.”
除脂肪量についての推定折点
Mortonらは健康成人の筋力トレーニング49RCT、1,863人を統合した。除脂肪量に関するメタ回帰の推定折点は1.62g/kg/日(95%信頼区間1.03〜2.20)だった。
この推定値は各個人の筋肉の上限ではない。年齢、食事、トレーニング条件が異なる人に同じ量を一律に当てはめることはできない。
研究の推定値は対象と結果を確かめて使いたい。文学上の言葉から吸収や利用の上限を導くことはできない。
1日の設計、3〜4回に分けて
タンパク質量は活動や体調に合わせて考える。約1.6g/kg/日を参考にする場合も健康成人の筋力トレーニング研究の推定値として扱い、全員の上限にはしない。
重要なのはタイミングではなく総量、というのが Morton の含意である。ワークアウト直後の30分(いわゆるアナボリックウィンドウ)にこだわる根拠は、最近のメタ解析では弱まっている。1日に分けて確保する、それで十分。
食品の栄養表示を見ながら、今日食べたものを書き出す場面を想定します。一つの食品の数字だけで終えず、食事と間食を一日分並べてみる。普段の食事を振り返るための例です。
腎機能の話、混同を解く
約1.6g/kg/日は健康成人の筋力トレーニング研究の推定値だ。吸収・利用の上限ではない。高タンパク食の長期安全性や腎疾患がある人への適用は別に考える。
除脂肪量について追加効果が明確でないことと、超過分が吸収・利用されないことは別の話だ。長期安全性もこの研究だけでは判断できない。
“Nothing in excess.”
人によって、線の場所が違う
約1.6g/kg/日は中央値ではなくメタ回帰の推定折点だ。高齢者や減量期の必要量をこの研究だけから決めることはできない。
必要量は年齢、活動量、体調で異なる。研究の推定値を一律の必要量や上限として使わない。
プロテインの統計
推定値は食事を考える材料になる。全員の身体が1.6g/kg/日で満ちることや、それ以上を減らせばよいことを証明した数値ではない。
WordsAMPL Editorial
EditorKen Okamoto, MD
