Vol. 01
今号
Apr 2026
Apr 2026
16時間断食、どこまで信じる。
短期では同カロリー制限と同じ。ただし長期エビデンスはまだ揺れている。

食事は栄養素の足し算ではない。一日24時間の血糖・代謝・回復を設計する燃料計画である。第IV部は、判断と粘りを支える「食べ方の戦略」を、論文と臨床と自分の身体で検証する。
ひとつのテーマを、ひとつの号で深く読む。
短期では同カロリー制限と同じ。ただし長期エビデンスはまだ揺れている。
極端な低糖質も、極端な高糖質も、寿命を縮める。U字の真ん中で生きる。
それだけでは体重も心血管リスクも変わらない。「健康な人が朝食を食べる」だけ。
健康成人の血漿コレステロールには影響しない。卵を恐れる時代は終わった。
腎機能の心配ではなく、効果が頭打ちになるという話。それが取りすぎの本質。
総量だけ見ると効果はぼやける。EPA優位の摂取が、心血管リスクを動かす。
そこから先で、全死亡率の曲線が下を向く。一日のお椀の数の話。
工程そのものが食を病に変える。NOVA分類が描く、現代の食卓の暗線。
VITAL試験以後、健康な成人での骨折・心血管・がんの予防効果はほぼ消えた。
Lancet 2018以後、少量で健康にいいという物語は終わった。少なければ少ないほど、害は少ない。
WHOの目標は食塩1日5g未満。PURE研究のナトリウム3〜6gとは単位が違う。指針と観察研究を、同じ数字として読まない。
タンパク質、マイクロ栄養素、時間栄養学。医師が自分のトレーニング負荷で検証した、再現可能なプロトコル。「何を食べないか」を決めることが、「何を食べるか」より静かに効く。30年単位で続いたものだけが、身体に痕を残す。
Mediterraneanでも、DASHでも、Planetary Healthでもいい。整った食事を30年続けた人と、そうでない人で、健康に老いる確率は約2倍に開く。